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JUKIエンジニアのファーストキャリア
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取材時現在のものです。
JUKIエンジニアのファーストキャリア
飯村 郁朗 理事  中央技術研究所 技術統括部長
Career Path
1970年 入社。工場で1年間の現場実習
1971年 家庭用ミシンの設計
1991年 家庭機器開発部長
1994年 総合技術研究所アパレル機器開発部専門部長 兼 第一設計室長
1995年 総合技術研究所技術企画室専門部長 兼研究部専門部長
1996年 産業装置事業部技術本部長
2000年 家庭用ミシン事業部長
2003年 家庭用ミシン事業部長 兼 JUKI広島代表取締役社長
2005年 家庭用ミシン事業部長を離れ、JUKI広島代表取締役社長専任(4月)
2005年 中央技術研究所副所長 兼 家庭用ミシン事業部開発本部長 兼 第二開発部長(11月)
2007年 中央技術研究所 技術統括部長に就任

JUKIでのファーストキャリア わたしのキャリアの前半は、設計エンジニアとしての家庭用ミシンの開発でした。その後工業用ミシン、産業装置の開発を担当し、さらに家庭用ミシン事業部長、グループ会社であるJUKI広島の社長を経て、現在は中央技術研究所で将来技術の方位を定める技術統括部長を務めています。
 しかしわたしのキャリアはわたしのキャリアに過ぎず、みなさんはみなさんのキャリアを作っていくと思います。そこでみなさんがこれから経験するファーストキャリア、経験について紹介したいと思います。

技術者の新入社員教育 JUKIの技術者は、研究・開発(メカ、エレキ、ソフト、材料)、技術統括、CAE解析、知的財産、デザイン、生産企画、生産技術があり、様々なフィールドで活躍できます。職種の決定は、本人の希望を重視します。
 いずれの職種であれ、最初の3カ月間は工場実習を行います。モノ作りの現場で、製品がどのような部品で構成され、組み立てられていくかを見て、触って、実際に操作し、実感してもらう期間です。大学では経験できないエクサイティングな経験になるはずです。またこのとき同期生と長い時間を過ごすことになり、絆が深まることでしょう。
 続いてソフト技術者は3カ月間の工場研修後に、他の技術者とは別の研修に入ります。理工系学生といってもプログラムの経験者は少なく、また工業用ミシンや産業機械の制御ソフトは組込系といわれるものなので、基礎から学んでもらうのです。本人の希望があれば法文系出身者もソフトに配属されることがあります。
ソフト技術者以外は、さらに3カ月間の工場実習が続きます。工業用ミシンや産業装置は機構学の固まりと言っていいほど精密なテクノロジーによって動きます。その理解を深めてもらうのです。計6カ月間の工場実習を送った後に、1カ月間の集合教育を受け、新入社員研修が終わります。
 整理すると、ソフト技術者は3カ月の工場実習+4カ月のソフト教育、それ以外の技術者は6カ月の工場実習+1カ月の集合教育。こうして7カ月間の新入社員の技術教育は終わります。

3カ年続く新入社員教育 職場に配属されても教育は終わりません。JUKIでは「新入社員3カ年育成計画」が実施されており、11月の配属からは先輩社員がマンツーマンで付いてOJT教育が行われます。つまり2009年4月入社なら、2012年3月までが教育期間なのです。
 3年目の修了時には、それぞれがJUKIで成長した証を論文として発表してもらいます。テーマは何でもいいのですが、わたしが期待するのは科学的なアプローチの論文です。たとえば3年間の経験で、どういうときにトラブルが起きやすいかを統計的な手法でまとめることが可能でしょう。そういう「なぜ」という疑問がエンジニアを成長させる原動力です。

なぜJUKIの開発がおもしろいのか 最後に「なぜJUKIの開発がおもしろいのか」について触れてみたいと思います。
 わたしの入社は1970年と古いのですが、当時も「巨大メーカーに行くと何を担当させられるかわからない」「歯車の設計をやらされて、しかも何に使う歯車かわからないまま」のが巨大メーカーの開発だと聞き、JUKIを選んだのです。
 JUKIでの開発は違います。何を開発するのかハッキリしているし、上から指示されて仕事をするという上意下達ではありません。入社5年目くらいの若手社員が「こういう製品を開発したい」と意欲を見せ、それが開発されることはよくあります。
 みんなで議論して、自分で図面を引いて製品ができ上がる。そしてお客様からほめられることもあるし怒られることもあります。
 自分の作ったものがカタチになり、世界に輸出され、社会に貢献できるのです。そういう喜びを得られるメーカーがJUKIなのです。
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